ハートフル・アーツ
「それで、このまま帰していいのかって…どういうことだ?」

幸大が言う


「不良グループで命令を実行できなかったらどうなるか…予想はつくんじゃないかな?」

幸明が言う


「リンチ…か?」

幸大がシェリーの方を見て言う


「…。

まぁ、私たちは四天王を名乗ってる以上…負けは許されないわ。

グループメンバー全員からのリンチの後に除名。


以前まで四天王を名乗ってた人たちは未だにリンチを受ける者やカツアゲされる人もいるわ。


永塚が戻って来てからはさらに激化してるし…」


シェリーが言う


「それに、君も今までリンチに参加していたんだ。

リンチをしていた奴らからの仕返しも加わるだろうね。」

幸明が言う

「…。

私はそんな雑魚たちには負けないわよ。

よけいな心配をしないで。」

シェリーが立ち去ろうとする


ガシッ!

その腕を幸大はしっかりと掴んだ


「幸大がそんな話を聞いて見逃すわけないよ…もぉ…」

ベシッ!

ジニーがふてくされて幸明を叩く


「僕の用事は以上だよ。

あとは幸大君、君次第だ。



それと…朝霧姉妹には秘密にしておくから、匿うなら総本山以外がいい。


これ以上、僕はこの件に干渉しないから匿うなり、その子としっぽり湿気混むなり…金、銀髪美女2人と3人でのお楽しみをするなり…好きにしてくれ。

僕は決して朝霧姉妹には言わないから。

じゃあね。」

幸明が立ち去った
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