ハートフル・アーツ
しばらくして



「じゃ、またね。」

ジニーが言う

「というか、隠し場所はもう少し考えなさいよ?」

シェリーが言う

「また来て、さらに掘り起こしてあげるわ。」

すみれが言う

「いつか、巨乳ものが増えるようにしてやるからな!?」

なずなが決意を込めて言う


「つーか、何でお前らが俺のゲームやらDVDやら漫画やら雑誌を持って帰ろうとしてるんだよ!!」

幸大が言う


「没収よ!」

シェリーが言う

「でもさー、こんなに色んな所から出てきたのに机からはなーんも出てこなかったの?」

ジニーが言う

「そう言えば、そうですね。

お姉様が見ていましたよね?」

すみれが言う


「な!?

なずなが…机の中を見たのか…?」

幸大が言う


「…。

別に、怪しいモノはなかった。

それより、幸大…」

「ん?」

パシャッ!!

なずなが携帯で幸大の写真を撮った


「いきなり、何を…」


「私も幸大と同じで携帯の待受は初期設定のままだったからな。


幸大の顔を待受にするだけだ。


じゃ、私は帰る。」

なずなが言う

「あ、お姉様…待ってください!」


「私たちも帰ろっか。」

ジニーが言う

「…私も写メ…」

シェリーが小さく呟く

「私の隠し撮りをわけてあげる。」

ジニーが言う

「隠し撮りとか物騒なことを…」

幸大が言う
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