ハートフル・アーツ
22
某日

夕方



「お姉様、早く帰っていつもの続きを致しましょう!」

すみれが言う


「そう急ぐな。

急いては仕損じることも…」

なずなが立ち止まる

「お姉様も…?」

すみれが立ち止まると周囲を見回した


「誰だ?」

なずなが声を張り上げる




ゾロゾロと柄の悪い少年少女たちが現れて二人を囲む










その頃


「今日は幸大はいないの?」

シェリーが言う

「おじいちゃんと修行だってさ〜」

ジニーが言う

「話には聞いたことあるけど見たこと無いのよね、その人。」

シェリーが言う


「実力は僕たちも見たことないが…凄い人だと直感できる。」

クリスが言う


「ふぅん…」

「スケベな感じだけどね。」

ジニーが言う



「それより…僕たちをストーキングしてるのは誰だい?

かなりの人数みたいだが…」


クリスが言うと大勢の不良が3人を囲む












その頃


「で…士郎をリバータスに入れて、新しく始めましょうよ!」

明日香がバイクに乗りながら隣を並走する朱里に言う

「そうだね…

あんたが惚れた男なら認めるけど…チーム内でいちゃつくのは御免だよ?」

朱里が言う


「な!?

しませんよ!!

そんなこと言ったらリーダーだってクリスとチチクリあってるじゃないですか、いつも!」

「誰が…




囲まれた!?」


「どっからこいつら出てきたんですか!?」

「さぁ…ただ厄介なことになりそうだね。」



朱里と明日香は多くのバイクと車に囲まれていた
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