ハートフル・アーツ
24
某日

武神流総本山


「武神流真義、神槍!!」


ヒュッ…





ただ、幸大が拳を突き出しただけにしか見えない


「おかしいな…

あの時は出せたんだよ…」

幸大が言う



「ふぅん。

しかし、今は出せないと。」

幸明が笑いながら言う


「私も今までとは桁違いの一撃をしかと見ました!」

なずなが言う

「私も見ました。」

すみれも言う



「別に疑ってなんかいないさ。

ただ、幸大君はまだまだ未熟者。

そういうことさ。」

幸明が言う


「どうやったらあの時みたいに力を引き出せるんだよ?」

幸大が言う


「まずは力の使い方を覚えて、使いこなせるようになること、かな。」

幸明が言う


「いや、だから真義もあの時は使いこなせてたんだよ…」

幸大が言う


「そうではなくて…君の意識してない、つまりは無意識の力を無意識で使いこなす、と言うことかな。」

幸明が言う


「わけがわからないんだけど…」

幸大が言う



「じゃあ…君が真義を打てた時の理屈を説明しようか。





君の能力値は今の状態、つまりは健康で万全な為100%の状態。

つまりベストコンディションだ。


が…そのパーセンテージの区分はこうだ。


君の現在使いこなせる力20%。」

「は?

20%!?」


幸大が言う
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