ハートフル・アーツ
二日後


「では…大変お世話になりました。」

なずなとすみれが頭を下げる

「私も久々に楽しかったわ。


それに大切な人にも会えたわ。」

ツバメが幸大の手を握った



「俺も会えてよかった。

あ…これ、俺の連絡先。

何かあったら…いや、何もなくてもいいけどよかったら。」


幸大がメモを渡す


「ありがとう!

私も携帯を買おうかな…」

ツバメが言う

「この辺りは舞姫流の所有地で山も高く周辺には電波がないので圏外ですよ…」

ヒバリが言う


「御姉様、そろそろ行かないとバスの時間です!」

すみれが言う


「じゃ、行くか。


二人とも、またな。」


幸大を先頭に山を下りた






しばらくして、幸大がヘトヘトになりながら最後尾を歩いていたのは言うまでもない
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