ハートフル・アーツ
武神流総本山




「おや、お早いお帰りで…って、なぜ君は首に縄をつけられてるんだい?」


幸明は幸大の首につけられた縄を見て言う



「少し目を離すとすぐに浮気をするので調教し直そうと思ってな。」

なずなが言う

「いっそのこと去勢してしまえばよいと思いますよ、御姉様。」


すみれが言う




「ふーん、君が服部あかねさんだね?」

幸明が言う


「はい…。

あなたは?」


「僕は武神流開祖、朝霧幸明だ。」


「開祖…?」


「まぁ…細かい話は置いておいて、中で武神流の当主が待っている。」


幸明が言う


「はい。」



「幸大君、ちょっといいかな?」

幸明が言う



「ん?」

「君は目立った怪我をしてないようだが…技の拳聖は倒したのかい?」

幸明が言う


「ああ…まぁ、な。


あんまり手応えがなかったけど…」



「そうか。

まぁ、彼女が武神流の保護下にある以上、他の者たちも簡単には手出しできないだろうから、ひとまずは安心だろうね。」


幸明が言う
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