ハートフル・アーツ
29
時は移り、12月


学校、昼休み


「秋ってあっという間に過ぎるよね〜。」

ジニーが言う


「つい、この前夏休みが終わったばかりだと思ったのだがな。」

クリスが言う


「この学校は秋の行事が無いからなぁ…」

幸大が言う


「ジニーは大会があったじゃないか。」

なずなが言う

「う〜…

予選落ちだし…


私、swimmingの才能が無いのかな…」


ジニーが言う


「そんなことはないだろ。

ただ、始めてまだ1年も経ってないんだ。

経験不足なだけさ。」

クリスが言う



「そう言えば…服部の姿をここ最近見ないな。」

なずなが言う



「例の忍者の奴か。

夏休みが終わってから何日かはお前たちと居るのは見たが…」

「私も話したことはないんだよねぇ…」

クリスとジニーが言う



「まぁ、忍者ってだけあって素性とかあまり知られたくないのかもな。」


「学校には来てるみたいだがな…


まぁ、幸大に手出ししないなら私には何の問題もないがな。」




なずなが安堵するかのように言う





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