ハートフル・アーツ
翌朝


「ん…

仙湯?

そっか、ここで気絶したのか。」


幸大が目を覚ました


「とりあえずは生きてるみたいね。」

すみれが言う


「ずっと、付いててくれたのか?」

幸大が言う


「そりゃそうでしょ?

死にかけを放っておけるほど白状ではないわよ。」


すみれが言う




「幸大君、ケガはどうだい?」

幸明が言う


「まだ痛い。」

幸大が言う

「僕の攻撃を全力で受け止めて生きてる方が珍しいさ。」



幸明が言う

「俺もよく生きてると思うよ。」


「しばらくは回復に専念してくれ。

毎日仙湯に入ること。


時の神と戦うのは全てを万全にしてからだ。

いいね?」

幸明が真剣な眼差しで告げた




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