ハートフル・アーツ
「なら私はディープの方がいい!!」

なずなが身を乗り出して幸大に言う

「マジですか…?」

幸大が言う


「あ…いや、もちろん…幸大が嫌じゃなかったらの話で…」

「嫌なわけあるか!!

むしろ、その、途中でなんか止めないからな?

しっかり堪能させてもらうから…」

幸大が言う


「ああ…望むところだ。」


なずなが言う




「さーて…僕は次の修行を考えるからこれでお暇するよ。」



幸明が窓から颯爽と出ていった



「じゃあ…行くぞ?」

幸大がなずなの肩をそっと掴む

「ああ…いつでもどっからでもかかってきてくれ。」

なずなが静かに目を閉じる



「ん…」

二人の唇が触れ合う

「ん…ちゅっ…」

少しの間、唇だけが触れあっていた


「んんっ!?」

なずなの口内に幸大の舌が侵入する


「ん〜〜!?

んむっ…んぐっ…あむ…」


なずなは戸惑いながらも幸大を受け入れる



5分間、唇が離れることはなかった


「ぷはっ…

悪い、夢中になりすぎて…」


「バカ…め…」


ポスッ…

なずなの額が幸大の胸に当たる


「なずな、大丈夫か?」

幸大がなずなの頬を両側から手で優しく挟んで顔を覗く


「体が…溶けるかと思った…」


なずなが潤んだ瞳で幸大を見つめる

「なずな!!」


ぎゅっ…

「幸大…ハグはご褒美に入ってないぞ…」

なずなが静かに言う


「なずなが可愛すぎるからなずなへの罰と言うことで…」

「なら…仕方ないな。」


なずなが幸大に体を預けてしばらく幸大の腕の中に居た
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