ハートフル・アーツ
休日

朝霧家



広場ではなずなとすみれが組手をしていた



「すみれも強くなったな。」

なずなが言う

「御姉様にはまだまだ及びません。」

すみれが言う



「いやぁ、女性同士の闘いは華やかで見てて楽しいよ。」

幸明が言う


「本堂の方で作業をしてたのでは?」

なずなが言う


「それは他の人に任せて来たよ。

僕がやると逐一、文句を言われたり怒られたりするからね。」


幸明がやれやれと言いたげに言う

「で、何の用なんです?」

すみれが言う


「いや、特に用はないさ。」


「ただの暇人ね。」

すみれが言う


「暇と言えば、なずなちゃんは幸大君とデートとかしないのかい?」

「な!?

何で私が幸大と!?」

なずなが動揺する


「何でって…君たちは許嫁じゃないか。

それに先日、幸大君に好きだと言わせたのはなずなちゃんでしょ?


せっかくこんなに晴れてるのにデートもしないなんて。」


「御姉様があんな唐変木とデートなんて身の程知らずもいいところよ!」

すみれが言う


「せっかくの土曜日なのに。

お泊まりデートでもしてきたら?」

幸明が言う


「ま、まだ早い!!

私たちは学生なんだぞ!?」


なずなが言う
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