12時の鐘が鳴る頃に…

これでも、私は地味子ですから。

ここで反論してしまったら、火に油を注ぐようなものだしね。

素は今までの私を見てきた皆様なら分かるでしょう。


「何よ。つまらない人ね」

「本当…」


ボス二人は何も答えないプラス顔も見ないことに飽きたよう。

どこか行ってしまった。


ふっ…勝ったわ。小さな優越感に浸っていた私。

そんな私の元へ一つの影が近寄ってきた。

その影の正体は…

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