fairy tail
「え…?」放心状態でいると、彼はすぐ私から離れ、立ち上がると、私に背を向け言った。「フェルツ家へ戻れ!!今日は見逃してやる。そして俺の前に二度と現れるな」

ゼフェル…
私は涙をこぼした。

その時だった。
隙を見てフェルツ家の護衛兵が持っていた剣を後ろから
赤の王目掛けて投げた。

グサッ……

その剣が赤の王の背中に刺さると、彼はその場で倒れた。
護衛兵は私の方に駆けつけた。「王女様、大丈夫ですか!?」

「ゼ…」

「ゼフェル!!」

私はそう彼の名を叫ぶと思わず彼のもとに駆け寄った!!
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