君たちを救うから。

「で、お前C組に何の用だ?」

「えっと、あのしばらく学校来てなくて……でも行こうかなと思って……」


すごいたどたどしく喋ってるよ私……


「あ、お前が天使美樹か!しょっぼい理由で不登校してる!!」

「しょっぼい言わないでよ! 」

相手も私も真ん丸な目をして数秒いたら相手の方から笑い出した。


「すまんすまん。俺はこのクラスの委員長をやっている真剣(マツルギ)だ。」


あ、思い出した!この人いつもの夢に出てくる委員長だ!!


「よろしくな。」


握手を求められ、私は無言で返した。


「そして、ようこそ。
我がクラス中等部3年C組へ。」

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