おいでよ、嘘つきさん。
「…」

「…ん」

「…あれ?僕、何してるんだっけ?」


ハッとして、少年は目を開け起き上がりました。

暖かいベッドの上、暖かい暖炉、椅子に机…、家の中です。

「夢?」

少年は、呟きました。
さっきまで、凍える雪の上にいたのに今はベッドの上です。

「…天国?」

少年は、また呟きました。
状況が理解できません。

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