狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】
「熊と桃ってすげぇ組み合わせだな」
「あはは……。よく言われる」
「それに、お前にはどう考えたって熊って言う字は似合わねぇしな」
「そう?」
「あぁ。背も小ちぇし、体も折れそうなほど細いし、手だって……――」
「そんなことないよっ!!ほら、手は大きいもん!!」
何だか少しだけ照れくさくなって勢いに任せて狼谷君の手を掴む。
「……――比べてみるとわかるよ!!ほらねっ?」
狼谷君の手のひらに自分の手のひらを重ね合わせて微笑んだ時、バチッと至近距離で目があった。