狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】
「あぁ……、分かんない。多分リビングのどこかだと思うんだけど……」
しかも、運が悪いことについ最近、お母さんが年末に向けての大掃除を前倒しでしていた。
『今年は気合入れてやっちゃったの~!!見違えるように綺麗になったでしょ~!?』
なんて言って自慢していた。
確かに部屋中綺麗になったけど、物の位置をがらりと変えたせいでどこに何があるのかも全く分からない状況になった。
体温計を探すのにも10分以上かかったのに、薬まで探す気力はもう残っていない。