チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
顔がどんどん近づいて、視界が虎ちゃんでいっぱいになる。


『かわいい』なんて、色んな子に言ってるんだ。


そんなのわかってるのに、あたしはなんだか浮かれていた。


唇が触れそうになった瞬間、反射的に顔を横へ背けた。







「やっ……」


「避けんなよ」


虎ちゃんは唇を尖らせて、若干不服そう。


「だって……あたし、付き合うって言ってない……大塚さんとのことだってあるし」


「じゃあ、全部解決したら俺と付き合う?」


「それは……」


虎ちゃんのこと、ホントは気になってる。


だけど、ホントのあたしを好きになってもらえるのかなとか、チャラいしすぐにフられちゃうんじゃないのかとか。


そんなことが、頭の中をグルグルとかけめぐる。

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