チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
きゃあぁぁぁ……。


ほのかに香る、虎ちゃんの香りが鼻腔をくすぐる。


思わず寄りかかりそうになって、ハッとした。


あっ……あたしってば!


「男に好きとか、なに言ってんだよ……虎ちゃんフザけんのもいーかげんにしろよ!?」


照れ隠しで、あたしは虎ちゃんの体を引き剥がす。


虎ちゃんはフフッと笑っていて、そのあとはすんなりあたしから離れてくれた。





そして、どこに向かっているのかというと……。


着いた先は、高層マンションの前だった。


「ココ、どこ?」


「俺んち」


そう言って虎ちゃんは振りかえりもせずに、どんどんマンションの中へ突き進んでいく。


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