※公開終了間近! イロモノなアタシ
ここは1つ、合流して人数を増やすべきだと、即座に的確な判断を下しちゃうあたりがお父さんの遺伝子。


いや、お母さんかな?


まあ、どうでもいいけど。


「ちょうど今、こっちに鳴瀬さんも居るし、一緒にどうかな? 」
『えーほんとー? じゃあ一緒に食事しよー』


電話の通話口をふさぎ、鳴瀬さんに確認してみる。


「綾女が、真島さんと会うんですけど、ご一緒にどうですか? 」
「うん、いいよ」
「いいってさ、じゃあどこにする? 」
『赤坂でもいい? しゃぶしゃぶの美味しいお店があるの』


肉、出ました肉ですよ。当然、高級店でワインなんかまた飲んじゃえば、真島さんが2度目の敗北をするのは間違いない。


「じゃあ、赤坂で待ち合わせね」
『うんーありがとー』


こうして、秋葉原を後にして赤坂に向かう事になった。




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