オンライン中毒
「いつもより一段とうまいぞぉー久美子」


おかしい。いつもよりも味覚器官が高速に動く、体力があるみたい。


「どうしたの? 義三さん、凄い勢いだわ。もうシュークリームはないわよ?」


二個目を塗り手繰ろうとしたが、義三のベロは止まらなかった。


ねっとりと隅々まで、奥の奥まで味わっているようだ。体力がみなぎっているのは、私だけではなかったようだ。


「……ああ! 凄すぎるわ!」


ぴちゃぴちゃと辛気臭い部屋に響き渡る甘美な音。執拗に止まる気配はないようだ。
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