オンライン中毒
 旦那のことを思い出し、急に腹が立ち、ますます高速に動かした。脂肪がたっぷりと付いたお腹も上下に揺さぶられ、同時に運動を繰り返す。


「ああ! たまらない! 介護の疲れなんて吹っ飛ばせるわぁ……私は幸せな女なのよぉ!」


義三と旦那の拓也との顔が蜃気楼のように、ダブって見えてくる。これも薬の効果なの?


「貴方……こんなにいつも毎日愛してくれてたら私は! なぜ、私に声をかけてくれなくなったの! ああああ! 私は、私は……!」


一瞬、高揚から涙がこぼれそうになった。なぜだか分からない。身は感情とは裏腹に、気持ちよさに熱く溺れる。


心と体は分裂してしまったのだろうか?
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