オンライン中毒
「朋子さんなんていう口の聞き方なの! 貴方っていう人は!」


「なんだって言うわけ? 旦那の金で贅沢しているくせに、恩を感じず虐待とはね? この鬼が!」


「貴方には分からないわよ! 私がどれだけ我慢したか……浮気三昧の影で資金繰りしていたのはこの私よ。

ちょっとばかりのお返しをして何が悪い!」


洋服を身に着けた私は、ゆっくりと顔を上げ、改めて姑の前に立ち尽くした。眼を細くし鬼を睨みつける。


皺が顔のあちらこちらに深く刻まれ、だんだん哀れに思えてきた。金品よりも愛情が欲しかったのだろう。人間は愛が無いと誤作動を起こす。私もそうだ。
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