オンライン中毒
「お義母さん、夜ご飯とデザートは台所に用意してありますので。今日はこれで帰ります」


「久美子! 行くなぁー! 助けてくれー! 鬼が来る!」


振り返り、懇願する義三を見たが、なにも出来ない私は、冷たく暗いあの部屋から出ることにした。


姑の横をすれ違い、玄関を目掛け駆け出した。姑の視線が背中に鋭く突き刺さるのが分かる。

扉を開き、駅に向かい、息を切らし、胸がバクバクと鼓動を感じ、思いっきり走るが、その視線はいつまでも背後にぴったりとくっついているようだった。


「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……ただいま――」
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