最後の血肉晩餐
「美沙、隣空いてるから座りなよ~! 美沙もランキング上がってきてるじゃん~!」


私は肩まで伸びた黒髪ストレートで、黒縁眼鏡。丸いだんごっぱなが印象的で、秋葉原によくいそうな雰囲気らしい。


ギャル風の美沙とは一見、合いそうもない風貌だったが、実家がお金もなく、大学にもいけない貧乏育ちの境遇は、私達をすぐに結びつけた。


お互い二十歳になって、大学へ通う資金を稼ぐか、就職するのか?


不景気に就職するのは馬鹿らしいと、後々有利になる資格を取る為に勉強をするのか?


まだ将来を決めてない私達は、時給の高いこの仕事で出会った。
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