最後の血肉晩餐
 出会い系サイトは客数が減り、稼げなくなってしまったら名前だけを変え、新しいサイトがまた立ち上がる。


エンドレス。


如月かすみは何度サイトが生まれ変わっても、歴代一位。


私もそうなりつつあった。


如月部長は言う。


「男の人に夢を見せてるのよ。

さくらもいない出会い系で登録しても、メールの返事なんてなかなか来ない。

お金をかければ、若い子たちから、タイプの子からのメールを受け取れる。

楽しくて仕方がなくなるのよ。メールの世界が。夢の世界へ連れて行ってあげて」


偽善だ。目の前の悪の現実から目を逸らしているだけ。私がやられたら、溜まったもんじゃない。


こんなことにお金を使うなら、私は何にお金を使うんだろうか?


ただわかっているのは、ポイントなんて死んでも買わない。
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