最後の血肉晩餐
 俺には良くわからないけど、葬儀屋の死と密接な関係があるような気もする。


どう人生を綺麗に歩んでいくか、死んでいくか……。


――シスターのメールを見てると心が洗われるようです。教会に来る方たちを癒されてるんだなと、尊敬しちゃいます。


返信メールっと。


「なんだかシスターのお蔭で、事件のことも忘れられそうな気がする。

アドレス教えといて良かったかも。いろいろ相談にのってもらおうっと」


またメールの着信音が小さな部屋に鳴り響いた。


――私はたいした事を全然してないんです。主が伝えたい言葉を私が伝えてるだけです。まだまだ未熟でどう成長すればいいのか常に考えてしまいます。


――言いましたっけ? 俺の職業は葬儀屋なんです。

まだまだ俺も未熟で……最初は大変だけど、経験をつんで成長してきました。

いろいろな方の相談をのってあげればあげるほど、シスターは成長になるかも知れないですよね。応援しています! 頑張ってください。


メールを返信した。たった数行のメールで落ち着くってことも、あるんだなぁと思った。


おっと、時間は余裕を持ってがいいからな。少し仮眠してお風呂入って、準備しなくっちゃ。引きっぱなしの布団の上に転がり、目を瞑った。
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