最後の血肉晩餐
「こっちです。ここから近いんで早く行きましょう!」


優香ちゃんは俺の手を引き、人ごみを掻き分け、案内してくれた。


「ここです! 吉原遊郭がテーマになっているお店なんですよ!」


驚いた……。


エントランスには咲き乱れた枝垂れ桜や金の屏風があり、江戸時代の豪華な雰囲気を醸し出していた。


「こんなの初めてだよ! お殿様になった気分だ。あははっ」


「そうでしょ! あっ店員さん二名です。個室をお願いします」


「かしこまりました。こちらへどうぞ」
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