最後の血肉晩餐
「かしこまりました」


店員が雰囲気を壊さないようにそさくさと出て行った。


「友介さん! 元気だしてください。この梅しゃぶしゃぶはクエン酸が効いてて、疲労回復にはいいんですよ!」


「ありがとう。逆に慰められちゃって……ごめんね。優香ちゃんの相談ってなにかな?」


その話題を振ったら、優香は急に真っ青な顔をしだした。


「実はストーカーされてるようなんです。

郵便受けに、どれだけ好きかというワープロの文字の手紙や、そうかと思えば、殺していたぶってやりたいとか……。

無言電話も多くって、怖くなってしまって」


「思い当たる人はいないの?」


「全然いなくって、わからないんですよ。私、もしかしたら誰かに殺されてしまうかもしれません」


俺は今までの数々の事件を思い返した。


「おっ穏やかじゃないなぁ……警察には?」


「相談しましたけど、取り合えってもらえないです。

それに思い当たる人物が全くわからないので」
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