最後の血肉晩餐
 さくりっ、さくさく焼けた食パンの耳が美味しい。喉には苦いアイスコーヒーが染み渡る。


鈴木江里、ちなみ、優香……刺青がこいつらにはあったんだよな。


複数男性関係がある女には刺青があるってか!? ミミを食いちぎり、考えていた。なにもそれ以外の共通点は浮かばなかった。


思考を切り替えた。


俺の好きな物? 生肉? ストーカー? 俺にもストーカーがついていたりとか……あぁ、わからない! 俺にはなにもする事が出来ないのか?


――プルルルル……


急な着信音に体がびくっと飛び上がった。


――ありがとう。17時に王子の中央口ね。待ってます。


恵美からだった。
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