最後の血肉晩餐
「そう、葬儀屋なんだ。なにか遭った時は……って、良くないな、困ったときはよろしく」


俺は無理やり、はにかんだ笑顔を作りやっと言えた。


「困ったときはよろしくな! 今は辛いだろうけど、時間がその内解決してくれるよ。

じゃあ焼香行って来るからな! またな」


「ああ。また」


みいなが会釈をし、菊池家族は会場の奥へと入っていった。


同窓会のように、これから知り合いが沢山くるのだろうか。


そういえば桃の姿は見えない。俺より相当なショックを受けていたから、これないのかもしれないな。
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