最後の血肉晩餐
 今度の拳は腹がえぐられ、深く入り込んでしまったらしい。


ちなみは気絶していた。


「あやうく葬儀送りにするところだった……」


果てた俺はズボンを穿き、残った山葵の茎を秘所に突っ込んで、部屋をゆっくりと見渡した。


ああ、あった。


赤い手帳の中身のデーターを写メールで撮り、二万円を奪った。


「星空の下でメス豚を飼育した気分だ。これはこれですっきりしたぜ。調教代2万円は頂くからな」


倒れているちなみの耳元に向かって優しく語りかけ、部屋を後にした。
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