最後の血肉晩餐
 三人から返信が受信される。ふと目覚まし時計を見ると、もう12時。お昼だ。


そういえばお腹が空いた。集中しすぎたようだ。冷蔵庫のほうへ手を伸ばし、中身を確認する。


なにもないな……バシッと扉を思い切り閉める。


「仕方ないカップラーメンでも取りあえず食べるか。」


一応1LDKなのでキッチンにはスペースがある。夜中、急に呼び出される葬儀屋の人間は、料理なんてまともに作ってる時間はない。キッチンはずっと綺麗なままだった。


棚に大量にストックしてある大好きなシーフード味を手に取り、やかんにお湯を沸かした。


透明の包装を乱暴にやぶき、お湯を入れる準備を整え、またパソコンの前に座る。


なんとか夜には誘い出したい。待ち合わせしなきゃな。


そう思いながらまた一件づつ、メールを開いた。
< 86 / 672 >

この作品をシェア

pagetop