私は最強ビンボー女!
今日、何かが起こる。

なんとなく、そう思った。


だって、糞ババァも日岡さんも葉月も。

皆、なんかおかしいもん。




『記念日』


さっきの糞ババァの言葉が蘇った。



記念日になるほど、ナァちゃんの暗殺は重要なことか?

私が、初めて暗殺に加わるから?


いや、でも・・・・・・。

そんなの、この3人にとっては、そこまで大事なことじゃなさそう。



じゃあ、何?


一体何の記念日になる?

今日、何が起こる?








「葵様・・・・・・」


葉月が、震えた声を出した。


糞ババァが、葉月を見ずに・・・目を閉じたまま口を開く。

「なんじゃ、葉月。」



葉月が、糞ババァを見た。



――ドクンッ


その表情に、私の心臓が嫌な音を立てる。





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