私は最強ビンボー女!
―――って、えぇ!?


「葉月・・・この状況で寝るの!?」


思わず叫んだら、頭に衝撃が。



「~~~~っ!!!!!~~」


痛さに思わずしゃがんで、頭を抱えた。

そして、拳骨をくらわさせたのであろう張本人を睨む。


「何すんですか!日岡さん!」


「うるさいんだよ、青菜は。葉月寝たんだから、静かにしろ。」


日岡さんは、悪びれずに黒い笑みまで見せた。




あぅ・・・。


そういや、日岡さんて葉月に片思いしてんだっけ。



「・・・というか、もう葉月寝たの?」


今度は小声で呟き、葉月の顔に耳を近づけたら。



「すぅすぅ」


・・・・・・安らかな寝息が聞こえた。



うん。完璧寝てるね。

寝る場面じゃなかったと思うけどね。


なんて頷いていたら。



「青菜。これから朔と2人で話すことがある。

葉月とここで待っておれ。じゃあな。」


と糞ババァが言い、日岡さんと2人でどこかへ行ってしまった。




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