私は最強ビンボー女!
答えは、NOだ。


全部NO。




だけど、NOのままじゃいけない。


何も知らないままじゃ、いけない。





私は、知らなきゃいけない。


知ろうとしなきゃいけないんだ。

















訝しげに私を見ているお爺ちゃんの瞳を、真っ直ぐに見つめた。


しょぼしょぼした瞳を、まるで、挑むように、見つめた。



「私は、暗殺をぶっ壊すつもりです。


ですから、お願いを聞いてくれませんか?



私に、お母さんとお祖母ちゃんのことを、教えてほしいんです。



・・・お願いします――。」



私は"朝霧青菜"の仮面をがなぐり捨てて、頭を下げた。


"倉本青菜"として、お爺ちゃんにお願いした。





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