私は最強ビンボー女!
「ハァ・・・友情か。まぁ、そうだよな・・・」

陽が呟いた。



友情か・・・って、私の"好き"のこと?


あ、もしかしなくとも、恋愛の"好き"だって勘違いしたから、2人共顔を背けたのかも。



そう考えると、とりあえず一安心できた。

仲間になりたくないほど、嫌われてるってワケじゃないからね。


でも、なんか、ちょっと胸が痛いのは・・・なんでかな?



「大丈夫だよー!私、陽と翼に恋愛感情持ったことないから!

安心して~」


なぜだか痛む胸を無視して明るく言えば、なぜだか2人に睨まれた。



なんで!?



目を丸くしていれば、陽が右耳に、翼が左耳に唇を寄せてきた。




「これから、攻めるから。

絶対、俺のこと、見ろよ?」


陽が、色気のある声で囁いた。




「ドキドキ、させてやるよ。

俺の可愛いお姫様♪」


翼が、甘い声で囁いた。




「・・・・・・ッ!?/////」


私は、当然のごとく顔を真っ赤にさせた。





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