私は最強ビンボー女!

束の間の相対

金髪長身男は、フッとかすかに笑みを浮かべた。


「その口調が、狩人サンの本性ってわけか。」


「うん。まぁね。」


「ハハッ、確かに女だわ。・・・けど、さ。」



金髪長身男は、くしゃっと顔を歪めた。

どこか、自嘲気に。



「進まない方がいーよ。アンタみたいな人には、やっぱり関係ないことだ。

うちの総長さんと関わるって真っ直ぐに言えるヤツが、この先に行っちゃいけない。」


「え・・・・・・?」


「・・・何も・・・何も、知らないでいてやって?」



それはどこか、懇願のようで。

必死な瞳に、心が揺らいだ。


どういう、こと?






「アイツの暗いところは、見ないでいてやって?」



懇願だ。

これはやっぱり、懇願だ。


だって、必死すぎる。





心が揺らぐ。

この人は、どうしようもなく必死に、私を見つめてる。


・・・私に、頼んでる。




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