私は最強ビンボー女!
それでも、私は足を踏み出した。


駆け出す。






「ありがとうっ!」



後ろを振り返って叫んだら。




「俺、別になんもしてねーけどな!」



金髪長身男がそう叫んで、笑った。
















――――――――――――――――――――――――――――・・・・・・





「なんでこんなことをするっ?!」


確か葉月たちはこっちへ行ったはず・・・と、走っていると、そんな叫び声が聞こえた。



バッと声が聞こえた方の部屋のような空間に飛び込めば、そこには。





「え・・・・・・」


なん、で・・・?




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