【完】隣の家のオオカミさん
一応ここは外だ。
家の中じゃない。
大家さんや近所の人にこんなところ見られたら恥ずかしすぎる。
ていうか、暑いです大上くん。
冷静にこんなことを思ってる自分がいることにびっくりだ。
「こんな可愛い彼女がいるのに他の女に目がいくとでも思ってんの?」
頭を撫でられ顔を上げると一言では言い表せないほどの複雑な表情をしている大上くんと視線が重なる。
胸がまた、きゅっとなる。
わたしその表情には弱いみたいだ。
そんな顔しないでよ。
なんでそんな苦しそうな……