【完】隣の家のオオカミさん
「ほら、準備してこい」
大上くんはそれだけ言うと洗面所の方へと消えていった。
雨の日のお出かけ。
空は灰色だけど心の中まで染められないようにするには笑っていなくちゃだ。
わたしたちは近くのインテリアショップに向かった。
雨だからかお客さんはあまりいない。
ベッドやソファなど可愛いデザインのものがたくさん並べてあってなんだか胸が弾んだ。
なんかすごい楽しいかも!
「カーテン俺も買おっかなー」
「おー、模様替えするの?」
腕を組んでうーんと唸る大上くん。