【完】隣の家のオオカミさん


歩くことに必死になりすぎて周りを見ていなかったからどこを歩いていたのかも分からなかった。


キョロキョロと見渡してみると海辺にいたたくさんの人たちが少し離れたところにいる。


海辺から少し離れたところに連れてこられたみたいだ。



「てか、なんで上着着てねーの?」


「み、美里ちゃんに貸したの」


「……美里?」



美里ちゃんの名前に反応した大上くんをわたしは見逃さなかった。


大上くんと美里ちゃんと洸汰さんは同じ中学校だったらしい。


仲良かったのかな?……なんて、少し気になってしまう。


海へ向かう途中の車の中でも美里ちゃんは大上くんのことをずっと見ていて、話しかけたそうな様子だった。


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