腕枕で眠らせて



どうしたらいいのかな、なんて情けないことを言う私に佐知は


「とにかく謝らなきゃダメ!」


とキッパリと教えてくれた。



「ちゃんと謝って…言い辛いだろうけど説明しておいでよ。それで許してもらえるかは別だけど、美織を好きって言ってくれた人に最低限の誠意ぐらい見せなくちゃ」



本当に佐知の言う通りだ。それしかない。


水嶋さんに、
真剣に私を好きと言ってくれた人に、私も誠意を見せなきゃ。


あの優しい人に、傷付けた事を謝らなくちゃ。



「好きな人に傷付けられる辛さは美織が一番わかってるでしょう?だったら、水嶋さんに同じ事しちゃダメだよ」



うん。

うん。うん。



私、最低な事をした。水嶋さん。水嶋さん。




「佐知、ありがとう。私、水嶋さんに謝る。謝って全部話してくる」


「うん、頑張って。ところで今日の発注、ピンクのビーズがいつも20のとこ200になってたけどいいの?」


「えっ、ごめん、それ間違い」




佐知は電話のむこうで「やっぱ確認の電話して良かった」と笑った。

「美織のSOSが聞こえたのかも」とも、言って笑った。







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