そして 君は 恋に落ちた。

でも、どうやって話を切り出したらいいのか分からない……!




そんな事を考えていると、私の視線に気づいた彼がこちらを見た。


咄嗟のことで目をそらせなかった私。

……もう固まるしかない。



彼は?を頭に浮かべながら私を見てる。


うーーーっ

どうしたら……



そんな時、助けてくれる人物がやってきた。

色めき立つ部内。



「ハルヒ!これ頼む」


瀬川君が、領収書の束をヒラヒラさせながら私を呼んだ。


―――助かったぁ!




瀬川君に呼ばれて仕方ないな、みたいに立ち上がる私。

チラッと松田君を見ると、彼はすでに手元の仕事に取りかかっていた。


ホッと息を吐いて瀬川君の元へいく。

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