そして 君は 恋に落ちた。
「仲良いって言うか、同期だから。松田君も同期は特別じゃない?」
……特別、ねぇ。
でも部屋に行ったりはしたこと無いですよ?
「確かに同期は違いますね」
「でしょ?
友達みたいなものよ」
うんうんと頷き味噌汁に口を付ける先輩に、俺は目を細めた。
「……友達、ですか」
「そう。友達。
異性を感じない友達」
言われながら、それでも、瀬川さんにとっての春日さんは“友達”に当てはまるのか疑問に思った。
ギクシャクしたまま食べ終わり、半ば逃げるように立ち上がった先輩に、俺もトレイを持ちその姿を追う。
そんな俺に気付かない先輩は、一緒にエレベーターに乗り込んだ俺を見て明らかに動揺した。
咄嗟に“開”ボタンを押そうとする先輩の手を、掴もうと手を伸ばした瞬間―――
「あれ?えっ?
もしかして春日?!」
もう一人の先輩の“同期”登場。
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