そして 君は 恋に落ちた。




食堂でトレーを持ちいつもの席に向かう最中、何度目かの瀬川さんの姿があった。


営業ってなかなか昼休憩取れないはずなんだけど……なんでこの人いつもいんのかね?



当たり前のように先輩の前の席に座る瀬川さん。

それと、相変わらず不機嫌そうに瀬川さんと話してる先輩がいつもの席にいた。



「嘘だね。俺お前の部屋の前で帰り待ってたし」



その爆弾発言に、一瞬食堂内がシン…と静まる。



「……勝手に待たないでよ」


呆れたように答える先輩の声がして、それを聞きながら、自然に足は二人の元へ。



「おう、お疲れ!松田」


笑顔の瀬川さんに軽く挨拶をしながら、先輩の隣に腰掛けた。


―――瞬間。

何故か頭にゴングが鳴る。


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