止まない雨はない

「もちろん。良かった。
　では、ゆりさん近いうちに連絡しますね。」


『はい。』


何だか、恥ずかしい…
なんでだろう…なんで恥ずかしいのだろう。
自分で自分の気持ちが分からないなんて…


その日は、そのあとすぐにお店を出て、望月…恭哉さんとは別れた。


恭哉さんかぁ・・・
何だか、私の心の中は霧がかかった様な感じで、自分で見ようとすると先が見えない。


恭哉さんとの食事は私が思っていたよりも安心していられた。
もしかしたら、もう男性が怖いと感じないのかも知れない。



私は今日の出来事をかおりちゃんにメールで送り、
その日は眠りについた。