マーブル色の太陽

ぼんやりと浮かぶ月の様に中空に窓が開いている。

遠くから見るその姿は、まるでビー玉が空に浮かんでいる様にも見える。

僕はそこから見ることが出来る。



みどりの笑う顔。

みどりの泣き顔。

みどりの怒った顔。



それは、『声』の目を通して見る世界だ。

いや、『声』は相田サトシであり、今では僕が『声』なのか。

もう、どうでもいい。

今は、ゆっくり眠りたい。
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