冷たい世界の温かい者達























「ーーー白冷の名をやったのは、間違いだったか?」







白冷……って…





「あなたは…どこまでーー」


千尋が驚きを露わにしながら口に出すと、由咲さんは鼻で笑った。




「ぜーんぶ知ってるよ。



お前等が何故白冷の名を背負っているかも、





白冷の由来も」









由咲さんは、亜騎さんに目を向けて鬱陶しそうに顔を歪めた。





「お前、黙れ」



「え?俺には喋る権限も無ぇの?」



「あぁ、無ぇ。」



「由咲、落ち着けって。



亜騎も喋りすぎ。」




裕樹さんが宥めるような声で落ち着かせて、ドアを見た。



< 199 / 372 >

この作品をシェア

pagetop