冷たい世界の温かい者達
久しぶりに感じる学校に着いて、ホッと息を吐く。
由薇と再び通えてよかった。
そんな当たり前のことに酷く安心して、教室へ向かった。
「お、やーっと来たかお前等」
ニッと笑った秋谷に由薇が苦笑する。
『悪ぃ』
「なぁんか慣れちまったよ」
ケラケラと笑う秋谷に笑い返した由薇に、クラスの奴等も声をかけていた。
……本当に、愛されてる奴だな。
笑いながら応える由薇に、少しだけ…妬いた。
笑顔振りまくなよ、なんて言える訳もねぇけどな。
「それはそーと、1週間後の文化祭のことだがー」
「「『文化祭……?』」」