冷たい世界の温かい者達
成一side
「だる……」
いつものスタイリストさんに服を渡されて着る。
お袋の頼みでも、正直嫌だ。
何で高校生なのに、こんな事しなきゃなんねぇのか解らない。
「……ま、今日はマシか」
今日はチビちゃんとの撮影らしいし。
好意がある由薇なら、撮影の時嫌悪は出ないから。
着替えて部屋の外に出ると、朔達が撮影場の少し後ろで椅子に座っているのを見つけた。
……いいな、あいつ等。
目を細めながらそう思ってると、衣緒がこっちを向いた。